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風の松原がホームグラウンドなのだからクロマツの花が必須というわけで今回はクロマツの花。クロマツにだって花がある(私は昨年まで松に花が咲くということを全く知らなかった)。
クロマツは雌雄同株。雄花は黄色。写真の下の方に多数が側生している。花粉を飛ばし終わると落ちてしまうのだそうだ。私のカメラにも多数付着している。拭いてもなかなかとれない。雌花は写真上部の長く頂上部が紫紅色になっている。
果実は球果、いわゆるマツカサだが、果実は花が咲いた翌年の秋に熟して裂開する。2年目の秋になると鱗片が開いて種子を散布する。種子には羽根がついており、空中に放り投げるとクルクルときれいに回転しながら風に乗って遠くへ移動する「風散布」である。
マツカサの開閉は乾湿運動である。マツカサの中の種子が熟すと母樹からの水分の供給が減少し、鱗片が根元の方から順に反り返る。開いているマツカサを加湿すると、やがてマツカサは閉じてしまう。
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